正門には、昭島すみれ幼稚園のシンボルツリーであるしだれ桜が大きな枝を広げている。
明るいげんきな、すみれっ子を見守る園碑
分棟式の木造園舎は、‟子どもたちの楽しい遊びの村“「すみれキッズヴィレッジ!」。園舎の中を冒険する、子どもたちのわくわく好奇心や意欲を育て、さらに、広い「園庭」と、園舎に隣接した「すみれ子ども菜園」では、のびのび元気なすみれっ子を育てます。
木の香があふれる開放的なホールは、行事のないときには可動式の扉を立てて保育室として使用される。
雨の日には子どもたちの遊び場ともなる。
階段の踊り場からは、調理室での調理している様子を
覗くことができ、給食大好きなすみれの子どもたちに人気の場所となっている。
吹き抜けの高い屋根を支える大きな梁は、大樹のように子どもたちを守っている。
2階奥の天井の光は昭島すみれ幼稚園のシンボルタワーである「すみれタワー」に繋がっている。
また、1階と2階のデッキ(渡り廊下)からも「すみれタワー」に登ることができ、晴れた日には
遠く富士山を望むことができる。「すみれタワー」には「ポラリスの鐘」が青空に映える。
夢ちかう人生航路の道しるべ。
鐘の音は子どもたちの人生の道標となって、心のなかでいつまでも響き続けることだろう。
「すみれタワーから望める富士山」
ホールの上には広いスペースがあり、そこを中心としてキャットウォークがホールを囲んでいる。階層的な構造は、子どもたちの冒険心をくすぐる。
保育室。天井が貼られた部屋は、子どもたちに落ち着いた環境を提供している。大きくとられた開口部からは外光が降り注ぎ、外部との一体感を味わうことが出来る。
保育室は、各教室棟の屋根が渡り廊下で繋がっており、子どもたちのお気に入りの場所となっている。
渡り廊下へと続く階段の下にはスペースが取られており、子どもたちの格好の遊び場となっている。
幼稚園の園舎で3次元立体構造の保育室は、全国的にも珍しい。
ピンク色のカーペットが敷かれた小部屋は「プレイルーム」と呼ばれ、子どもたちの憩いの場所。 奥まってひっそりとしたこの場所で、子どもたちは本を読んだり、ままごとをしたり、外を眺めたりして、思い思いの時間を過ごしている。
保育室は、吹き抜けの上部まで窓ガラスを嵌(は)めることで、明るく開放的な部屋となっている。 また「すみれキッズヴィレッジ」特有の分棟式の木造園舎は、風向き、日当たりによって各部屋の形や配置が異なる。階段の向こうには、緑色のカーペットが敷かれた「プレイルーム」が隠れている。
保育室に囲まれた憩いの場。保育室から上履きを履いたまま出られるようにウッドデッキが貼られ、高さも保育室と揃えられている。ウッドデッキはところどころ四角く切られ、コブシ、リンゴなどの白い花の木が植えられた花壇となっている。今は未だ小さいが、やがて木が大きく育てば、心地よい日影をつくって、夏の陽射しから子どもたちを守ってくれるだろう。
中庭には、星をテーマにした植物が植えられている。黄色いミモザ、星形の葉のモミジバフウなどが四季折々に子どもたちの目を楽しませてくれる。
「虹のすべりだい」は、2階の回廊(渡り廊下)から1階ウッドデッキに降りることができるすべりだいになっている。周囲にはシデコブシやコムラサキ、ブルーベリーなど、紫色の花や実のなる木が植えられている。